箱根関所に行こう
足軽番所
大番所・上番休息所の次に大きな建物で、大番所・上番休息所の向かい側、江戸口御門の脇にあります。昼間は足軽が控えていたり、夜は足軽が寝ていた場所です。建物内には足軽のための部屋や休息所、不審な武士などを留め置く「揚屋(あがりや)」、関所破りをした罪人などを一時的に拘置する獄屋(牢屋)などがあります。屋根は大番所と同様に杉板を薄く割って重ねた「栩葺(とちぶき)」で、外壁は壁板を「渋墨(しぶすみ)」で黒く塗られています。特に、「獄屋」は格子で囲まれており、とても頑丈に造られています。