関所こぼれ話 / 箱根の関所にまつわる昔の話
象が関所を通った話
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 享保13年(1728)、中国の商人から将軍へ献上する象が船で長崎に着きました。
 象は付き添いの役人とともに江戸に向かいました。途中、京の都で中御門天皇に拝謁し、従四位に叙せられました。さらに象の旅は続きます。翌享保14年(1729)5月、三島から箱根峠を越え、箱根宿に来たところで、疲れにより動けなくなってしまいました。
 大事な象が病気とあって役人は大いにあわてて「象の体調が悪い」という知らせを江戸に送り、象には好物のまんじゅうやミカンを与えて看病しました。
 そのかいあって、やがてゾウは元気になり、関所の門をくぐり、江戸に向かい歩きだしました。
 その後、象は無事将軍に謁見し、江戸の町民にも公開され、人気者になりました。