関所ってなに? / 箱根関所のこと
関所を通るには
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箱根関所を通るために、手形の所持を必要とした、「出女」「手負(傷ついた人)」「死人」「不審者」以外の者は、無手形でも、関所を通ることができたようです。
 たとえば、伊勢参りの男性旅人「権兵衛さん」が関所へ来た場合、関所役人はまず「権兵衛さん」に手形の有無を問い聞きます。無手形の「権兵衛さん」が「手形は持っておりません。」と答えると、役人は番所へ呼び寄せ、名前や出身地、旅の目的や行先などを問いただします。この「入念な吟味」(詳しい検査)で、不審人物ではないとの判断が下れば、「権兵衛さん」は関所を通ることができるのです。
 江戸へ向けて箱根関所を通った「お武さん」という女性(「入り女」)も、顔を覆う笠や扇を関所役人に取られ、びくびくしていましたが、「何の支障もなく、箱根関所を通ることができた」ことを「庚子道の記」という旅日記に記載しています。