関所ってなに? / 江戸時代の関所
関所の役割
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 江戸時代の関所は、軍事的な要塞という役割から、旅人や街道を行き来する荷物の検査にあたる警察的な役割へと、変化していったと考えられています。とくに、人質として江戸に住まわせていた大名の奥方が国元に逃げ帰ることによって、幕府に対する謀反が起こらないようにすること、また大量の武器が無断で江戸へ持ち込まれないようにすることに、厳しい監視の目を光らせていたようです。このことを一般に「入鉄砲と出女」と言い、この監視が関所の大事な役割とされていました。しかし、「出女」の取り調べは、大名の奥方に限るわけではなく、庶民の女性に対しても広く行われ、女性の旅自体を制限するようになっていました。また全国に53か所設置された関所がすべてこの「入鉄砲と出女」の取り締まりを行っていたわけではなく、それぞれの関所では、独自の取り締まりの方法がありました。